山本玲奈さんは、地方の美術系中堅大学に通う学生でしたが、在学中にデザイン事務所を設立し、月商800万円を達成しています。その背後には、志望校に不合格となった挫折や、業界での偏見を乗り越えた強い意志があります。
Q：起業のきっかけは何でしたか？
A：高校時代、私は有名な美術大学を志望していましたが、残念ながら不合格でした。そのときは本当に落ち込みましたが、デザインへの情熱は捨てきれず、地元の大学で学ぶことにしました。大学1年生のとき、友人からウェブサイトのデザインを頼まれたのが始まりです。その作品が評判を呼び、次々と依頼が舞い込むようになりました。
Q：最初に直面した挫折や困難は何でしたか？
A：大学のブランド力がないことで、クライアントからの信頼を得るのが難しかったですね。また、若い女性ということで、実力を軽視されることもありました。一度、大手企業の案件で提案をした際、「経験不足だから無理だろう」と断られたこともありました。
Q：それをどうやって乗り越えたのですか？
A：とにかく自分のスキルを磨くことに専念しました。最新のデザインツールやトレンドを独学で学び、作品のクオリティを高めました。また、SNSで自分の作品を積極的に発信し、オンライン上での評価を高めることで、実績を積み上げました。クラウドソーシングサイトにも登録し、さまざまな案件に挑戦しました。小さな仕事でも全力で取り組み、クライアントからの評価を集めました。
Q：ビジネスを拡大するためにどんな工夫をしましたか？
A：法人化を決意したことが大きな転機でした。法人化することで信頼性が高まり、大手企業からの依頼も増えました。また、マーケティングの視点からデザインを提案し、クライアントの要望を超える価値を提供するよう心がけました。さらに、業界のイベントやデザインコンテストに積極的に参加し、受賞歴を増やすことで自分のブランド力を高めました。
Q：成功の要因は何だと思いますか？
A：クライアントのビジネス目標を深く理解し、それを達成するためのデザインを提供したことです。ただ見た目が美しいだけでなく、ユーザー体験やマーケティング効果を考慮した提案を行いました。それが評価され、リピートや紹介につながりました。また、挫折を経験したことで、逆に粘り強く挑戦し続けることができたと思います。
Q：現在のビジネス状況は？
A：おかげさまで、月商800万円を達成し、チームメンバーも増えました。海外のクライアントからの依頼も増えており、グローバルな展開も視野に入れています。新しいサービスとして、デザインコンサルティングやブランド戦略の立案も行っています。
Q：同じ道を目指す人へのアドバイスをお願いします。
A：まずは自分のスキルを磨き、自信を持つことです。そして、失敗や挫折を恐れず、挑戦し続けることが大切です。チャンスが来たら迷わず掴んでください。私も最初は小さな依頼から始めましたが、一つ一つ真剣に取り組むことで、大きな成果につながりました。努力は必ず結果につながります。
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